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八丈島の青トウガラシ/沢野ひとし

ハイビスカス

 何度も呆れるほど通った島は八丈島である。道端にハイビスカスやストレチアの花が咲く南国の気候に魅了された。三十代から四十代にかけて、夏になると恒例のように仲間と島で戯れていた。

 いつも中之郷の民宿に泊まり、藍ヶ江の海で泳いでいた。「藍より出でて藍より青し」の名前のとおり、よりいっそう濃い青色の海の色であった。八丈島の海岸線はほとんどが荒々しく岩に囲まれ、海水浴にはあまり適していない。

 合宿をしながらスキューバダイビングの資格を取ったのも八丈島であった。黒潮の影響か遠目に見ると海は紺色をしているが、水の中に入るとその透明感に驚かされた。

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八丈島の青トウガラシ/沢野ひとし

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